技術力の足りない歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。
もちろん腕のいい歯科医がオペしてもそういったことは起こりえますが、その確率の差は明らかです。
リスクに備えるという意味でも保証の有無は手術に入る前にしっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。インプラントの治療期間が長くなる理由としては、歯の土台となるインプラント本体と顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。ソケットリフトなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。
長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、完了後には生活の質が一変します。インプラントは自由診療なので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選ぶような愚を犯してはなりません。表示金額以外に手術費用等を追加で請求される場合や、安全性に問題のある製品だったりという場合もあります。インプラントを選ぶときに優先させるべきものは、まず第一に安心して任せられる歯科医かどうかを判断することです。インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。
保険が効かないので高額な治療費を支払っても、治療完了までの期間が2年を超えても、外科手術の必要性があっても、それ以上に大きなメリットを享受できます。
入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは自分の歯と同じように噛めるという機能を取り戻してくれます。
インプラントの埋入は1本からできますが、たいていの場合複数本の手術となる場合がほとんどです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。
また、大半の歯が失われている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
インプラントにすることで、美味しい食事を楽しむことができるようになります。
味だけではなく、食材の食感や温度までしっかりと感じることができます。固いものも普通に噛むことができるので、遠慮していたものも食べられるようになります。
インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントを意識しているところが増えてきました。
特にインプラントなどの費用が高額になる自由診療を行っているデンタルクリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長期にわたる治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当たり前のことのようにも思えます。
allon-4とは、歯がほとんどない方に行われるインプラント手術の高度な技術です。これまでの方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、オールオンフォーでは4本ですべての歯を支えます。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは歯は全部揃っているように見えます。
けれども実のところは表面的な事で、普通に噛んでも問題ないかと言えば、実はそうではありません。体裁だけを気にするのか、もしくは噛むという歯の機能を気にするのかはいろんな状況を考慮に入れる必要がありそうです。インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。
入れ歯もブリッジも保険が効きますので安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが目立つことも事実です。
共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。